横浜市港北区に住んでいる村瀬です。
百貨店の紳士服売場で25年、お客様の採寸をしてきました。
40代半ばから、額の生え際が少しずつ後ろへ下がってきました。
かつらのお店を何軒か回って相談したとき、最初に迷ったのが「部分かつら」と「全体かつら」のどちらにするかです。
同じところで迷っている方に向けて、当時調べたことと、売場の経験から思うことをまとめます。
生え際の薄毛は、少しずつ進む前提で考える
日本皮膚科学会の男性型脱毛症診療ガイドライン(2017年版)は、男性型脱毛症を「前頭部や頭頂部の髪が細く短くなっていく症状」と説明しています。
日本人男性では20代後半から30代にかけて目立ちはじめ、40代以後に完成するそうです。
同じガイドラインには、かつらの着用は「行ってもよい」とも書かれています。
症状そのものは治らないものの、治療で改善しない場合や、生活の質が下がっている場合の選択肢という位置づけです。
かつらを選ぶときも、今の範囲だけでなく「この先広がるかどうか」を頭に入れておくと迷いにくくなります。
部分かつらと全体かつらの違い
インクリーズヘアーの公式コラムをもとに、違いを表にしました。
| 部分かつら | 全体かつら | |
|---|---|---|
| 覆う範囲 | 気になる部分だけ(男性は生え際から頭頂部までが一般的) | 生え際から襟足まで頭全体 |
| 自毛との関係 | 自毛を活かすので自然に見せやすい | 自毛は基本的に見せない |
| 薄毛が進んだとき | 範囲が広がると買い替えが必要 | 買い替えを気にせず使える |
| 気になる点 | 色や毛質、白髪の量を自毛に合わせる必要がある | 夏は蒸れやすく、短髪は作りにくい |
| 価格の例(同社の極薄かつら) | 縦横23cmまでなら68,200円(税込) | 143,000円 |
価格は同社の「よくあるご質問」に載っている金額です。
生え際が気になる人はどちらを選ぶか
男性型脱毛症では、こめかみや耳まわり、後頭部に自毛がしっかり残る人が多いそうです。
そのため男性用では、生え際から頭頂部までを覆う部分かつらが一般的だと同社のコラムにあります。
私なりに判断の目安を整理すると、次のようになります。
- サイドと後頭部に自毛が残っているなら、部分かつらから考える
- 短髪にしたい人、スポーツをする人も部分かつらが向く
- 全体的に薄い人、自毛を短く刈っている人は全体かつらも候補になる
- 帽子のように気軽に着け外ししたいなら全体かつら
紳士服でも、肩幅が合っていれば袖丈を直すだけで体になじみます。
残っている自毛は活かして、足りない部分だけ補う。
鏡で見たときの違和感は、そのほうが小さいと感じました。
試着してから決める
かつらはオーダーすると、届くまでに約2か月かかります。
インクリーズヘアーでは、肌に直接着けるものなので、既製品もオーダー品も返品・交換を受け付けていません。
だからこそ、実物を試してから決めたいところです。
INC新横浜店は新横浜駅から徒歩1分で、相談ブースは8席すべて個室。
相談・試着・見積もりは無料で、完全予約制です。
店舗の場所や営業時間は、横浜でかつらを相談できるINC新横浜店のページにまとまっています。
契約の前には、クーリング・オフの扱いも確かめておきましょう。
国民生活センターの解説によると、クーリング・オフできるのは訪問販売や電話勧誘販売などの取引です。
通信販売にはこの制度がありません。
契約で不安なことがあれば、横浜市消費生活総合センターに相談できます。
まとめ
生え際の薄毛は、少しずつ範囲が広がっていくものです。
サイドや後頭部に自毛が残っているうちは、部分かつらから考えるのが自然だと思います。
全体が薄い人や、気軽に着け外ししたい人には全体かつらが合います。
どちらにしても、採寸と試着をしてから決めてください。
売場に25年いた身として、そこだけは譲れません。
最終更新日 2026年10月21日 by hannesh



